1953-02-26 第15回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
○川島(金)委員 責任を持つた潜在失業者の数ということは、なかなか調査のいろいろの議条件によつて違つて来るし、またそれぞれの人の立場によつて潜在失業の認識についても違いますから、今ここですぐに責任を持つて潜在失業の数を発表することは若干困難があろうと思いますので、責任を持たぬでよろしいですから、労働省がにらんでおります数などはあろうと思いますが、それはいかがですか。
○川島(金)委員 責任を持つた潜在失業者の数ということは、なかなか調査のいろいろの議条件によつて違つて来るし、またそれぞれの人の立場によつて潜在失業の認識についても違いますから、今ここですぐに責任を持つて潜在失業の数を発表することは若干困難があろうと思いますので、責任を持たぬでよろしいですから、労働省がにらんでおります数などはあろうと思いますが、それはいかがですか。
農村人口も漸次ふえつつあつて、潜在失業者が農村に入り込んでおる。こういうふうな現状でありまして、このいわゆる自由主義の内部的な矛盾というものは、すでに露呈しておる。
これから復興をやり、経済の発展をはかり、これによつて潜在失業者も救おうといたしておるのであります。物価を低落の傾向に持つて行くということは、まず物価の安定を期して、そうして国際経済にマツチし、わが国の経済力を強くし、外国との競争力を増すためには、どうしてもある程度の物価を低くする方向に施策を向けるということは、当然であろうと考えております。
ではこれ以上にどういう者を潜在失業者と言うかということになりますと、これはまた所得の面だとか、あるいは労働時間の面だとか、いろいろそういう面から申しまして、定義のしようによつて潜在失業者が出て来ますけれども、今あります限りにおきましては、追加労働を希望する者という意味での数字がある程度でございます。
従つて潜在失業者という定義におきまして調べたものはありませんけれども、かりにこの部分就業者が大体において潜在失業者だとするならば、そうした潜在失業者が四百万おるのではないだろうかというふうに考えられる次第でございます。
○館委員 企業整備がだんだん行われてくるということと、それから政府の施策として、やみ物資の取締りが非常に徹底することによつて、潜在失業者というものが非常に顯在になつてくる、その點を私は非常に心配するのであります。